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2007年5月 3日 (木)

だったん人の踊り

 「ラ・フォル・ジュルネ」に行って初めて気づいたことですが。
 ロシアの作曲家ボロディンに「ダッタン人の踊り」という名曲がありまして。子供の頃に買ったクラシックの名曲詰め合わせのテープで知って以来、お気に入りなのです。しかし、生演奏で聴いた記憶がなく。
 今回は無料ステージでも有料ステージでも演奏されるので、楽しみにしてまして。
 ところが、プログラムetcでの表記が「だったん人の踊り」に統一されていたのですね。初めはミスプリントかと思いましたが、全て平仮名表記なので、今は平仮名になったらしい……と気づいたわけです。webでざっと見てみても、平仮名表記が多いようで。
 カタカナに慣れているから違和感があったのだけれど、どうして平仮名になったのでしょう? 考えてみました。

1)カタカナは外来語をそのまま、なるべく原音に近く表記するために利用するもの。しかし、ボロディン自身がこの曲につけたタイトルに『ダッタン』という音は無い。故に「韃靼人の踊り」と表記すべきだが、漢字が難しいからやめた?
2)韃靼=タタールだったから、カタカナなら「タタール人の踊り」にすべきだが、それじゃ曲名が変わりすぎて、なんだかわからない?……と思って調べたら、 ボロディンの原題では、タタール人じゃなくて「クマン人(ポロヴェツ)」を指すようですね。韃靼人と表記したのは、中国でのこの曲名がそうだから、という説をみましたが、どうなんでしょうか。
 だとしても、クマン人と表記すれば良いのか、ポロヴェツと書くべきか悩ましい、のかな? 民族の名前の表記方法って時代によって変化がありますよね……。

 いずれにしても、元の曲を知っている人にわからない曲名になってしまうため、平仮名に落ち着いたのでしょうかね。そのうち原題の音に従って和名が変更になったりする時代も来るんでしょうか? 

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