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2006年9月18日 (月)

出光美術館に国宝「風神雷神図屏風」を見に行く

 以前、俵屋宗達の描いた「風神雷神図屏風」を模写した尾形光琳の作品を見た事があります。その時は「素晴らしいなあ」と思ったのですが、今回の展覧会は、そのオリジナルと、光琳の作品を更に模写した酒井抱一の作品がそろい踏みすると聞いたので、いそいそと出かけて来ました。
 結構人も多かったけれど、その割にじっくり見ることができました。天候が不安定だったから、外出を控えた人も多かったのかもしれません。
 3つの絵をぐるぐると見比べてみたり、それぞれの違いについて事細かに図示している解説をじっくり読んだりして、鑑賞を楽しみました。結論としては「模写はオリジナルにかなわない」という感想に落ち着きました。今日の美術館にあった、光琳の他の作品や、酒井抱一の他の作品は「素晴らしい画家だなあ」と思えたのに、風神と雷神だけは、駄目です。塗り絵っぽい印象が否めません。
 何故かなあと考えて、「宗達は、風神と雷神への敬愛の念が絵に込められているが、それを模写した光琳や抱一の作品は、前作を描いた人への畏敬の念が込められている」ところが大きく違うのではないかと思うに至りました。絵にどんな心を込めるかで、印象がまるで違うのだといういい例といえるのかもしれません。
 この3作品が揃ったのは、実は60年以上ぶりらしいので、見に行くなら、今がチャンスだと思います。10月1日までの開催です。
 

リンク: 国宝「風神雷神図屏風」展- 出光美術館.

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