伊藤若冲展
雷雨が晴れるのを待って、上野の国立博物館へ行きました。「若冲と江戸絵画」展を見に行ったのです。伊藤若冲の描いたモザイク画のような屏風絵が見たくて。直前に何度かテレビで特集されていたので、恐らく人が多いから、お盆休みを狙って行こう!と。
それでも結構な人がいました。見たかった絵には黒山の人だかり。大きな屏風絵だったせいもあって、その絵を見始めてから見終えるまで、15分くらいかかったかなあ。その代わり、展示の真ん前でじっくり見て来ました。ひとつひとつの筆致も見えるんです。有名な絵ですが、実は伊藤若冲作だというサインはどこにも入っていないのだとか。それでも、この方式で描く画家が他にいないので、彼の作品だとわかるそうな。確かに、こんな手の込んだ事ができるのは、お金と暇があったという彼だからこそだと思いました。
メインの展示も面白かったのですが、夏休みの子供向け展示として、「虎の絵の背景が違っていたらどんな感じ?」とか、体験できるコーナーがありまして。虎の絵に檻の描かれた透明フィルムをかざして見ると、地上の王様のように描かれた虎が捕まっていじけているように見えたり。虎のはずなのに「お母さん、ごはん頂戴」とねだってる猫のように見えるフィルムがあったり。他にも「絵物語の屏風絵を見て、物語の順番に絵を見てみよう」とか、「親子の獅子の会話を想像してみよう」とか。獅子の会話は、吹き出しがいくつか用意されているので組み合わせ次第で面白いことになりました。獅子の子が「お母ちゃんお腹すいた」と言った場合の答えが「お父ちゃんだよ」というのと「我慢しなさい」だと気分が違いますしー。同じ「我慢しなさい」でも、「僕たちどうしてこんなに巻き毛なの?」という問いだとなんだか笑えて来ますし。
いや、ほんと、面白かったです。筆致をじっくり見られるようにと用意されたルーペで思う存分眺めても「他の人に悪いなあ」と思わないで済むくらい、人も少なかったので。場所がちょっと離れていたので、気づかずに帰った人も多かったんでしょう。もったいない。
帰りに中華料理を食べて帰宅。雷の影響で山手線は「ダイヤが狂ってごめんなさい」といってましたが、山手線の場合、あんまり影響が無いような……。どうなんでしょう。本来8時に着くはずの列車が10時ごろに走っていたとしたら問題ですが、環状線なので、一定時間おきに次の電車が来ていれば利用者としては問題が無いわけで。
家を出る前に雷雨に遭遇したので雨が止むのを待ったのですが、そうでなかったら山手線が止まっていた時間に当たっていたのではないかと思います。運が良かった、かなあ?
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