ゲド戦記4巻5巻の感想
やあっと読み終わりました。
4巻「帰還」5巻「アースシーの風」。
3巻は「永遠の命」を求めていろいろやっちゃった魔法使いと戦うために死の世界へと入り込んだゲドが戻って来るところで終わります。4巻は戻って来ただけでは、ゲドの生きる気力までは戻ってきていなかった、というお話です。「俺なんか死んじゃえば良かったんだあ」ってな具合にぐれているゲドが、いかにして立ち直ってゆくか。結局ゲドは家庭を持つことで、愛の中で残りの人生を生きてゆくことになりました。
5巻は、ゲド戦記の世界を形作っている竜と人と死の世界との関わりの混乱を、再び整備し、絆を結び直す物語。幸せは愛無くしてはあり得ないという結末、といっても良いんじゃないかなあ。
ゲド戦記という名はついてますが、4巻以降のゲドはもう大賢人でも魔法使いでも無くなっています。その話の主人公でもないかもしれないなあ。でも、ゲドの生涯を描いている物語ではあるんですが。
これは3巻と4巻の間に10数年の年月が流れていて、作者自身が年齢を重ねていたことが関係するのかもしれません。3巻までは、ゲド自身の幸せなんてどうでも良い感じだったようにも思えるし……。でも、やっぱりゲドにも幸せになって欲しいという気持ちが作者の中にあって、それと、ゲドの世界を取り巻く「未だに描ききっていなかった部分」への想いがあって、4巻と5巻が生まれたのではないかなあと思うのです。
でも、結論としては「やっぱり1巻が一番面白い」………(^^;)。
まだ外伝が1冊あるそうなので、それも読んでみることにしました。それで何か感じ方が変わるかなあ。
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